3年 国語科学習指導案

                                                  授業者:幸 隆之、斉藤 百合恵
1.日時    1997年12月8日(月) 1時30分〜2時15分

2.場所     布忍小学校 総合学習室

3.学年・組  第3学年2組 26名

4.単元名   「盲導犬の特集番組を作ろう!」

5.教材名   「もうどう犬の訓練」

6.単元目標  ・段落の要点を読みとり、表現方法を工夫して説明することができる。
          ・工夫して表現することを通して、内容を更に深く読みとる。

7.教材指導の観点

(1)教材観
   「音声言語による表現力」は、人と人との交わりの中で話し聞くことを続ける限り、日常生活においてかなり大切 な位置を占めるものである。とりわけ、これから社会に生きていくために、一人一人が自分の考えたこと、感じたこと 、したこと、或いは様々な知識情報などを、相手や場面の状況を考えて意図・根拠・目的を明らかにして話したり聞 いたりする能力は、今後いっそう必要になってくるだろう。しかしながら今までの授業の中では、自分の意見を言っ  たり、正解を言ったり、或いは知識を発表することはできても、子ども自身が自発的に、しかも楽しんで自己表現する ことは、なかなかできていなかったといえる。
   本単元では、一年間タウンワークスで取り組んでいる福祉・ボランティアの取り組みとも絡めたところで教材を設 定した。子どもたちは盲導犬について名前は知っているが、その訓練や性質については知らないことがいっぱいあ  るだろう。そこで本教材を通して知的好奇心を喚起させて、自分で調べ、その調べたことを発表したいと思ってくれ  ればと思う。

(2)指導観
   本単元を通して、相手を意識して、相手に分かりやすくまとめ、そして、相手に分かりやすい表現形態を工夫し、 しかも自分たちが楽しんで自己表現していく授業をめざす。またそれをするために、教材から、最初に結論、そして  例を挙げながら結論を深めるという手法を学び、それを意見発表につなげていきたい。そして更に聞く力(相手の話 している内容を聞き取り、それを自分の意見と照らし合わせて、自分はそのことについてどう思うのかを表現する力) をもつけていきたい。これらの活動を通して、説明文を苦手とする子どもが、表現したいという気持ちで主体的に説明 文を読みすすめ、まとめていけるように指導していきたい。

8.指導計画(全14時間)

第一次 特集番組作りの準備(3時間)
    第一時 盲導犬について調べてみたいこと・考えてみたいことを発表しあう。
          ・犬について知っていることを発表しあう。
          ・働く犬について知っていることを発表しあう。
          ・盲導犬について知っていることを発表しあう。
          ・盲導犬の特集番組を作ることを確認する。
          ・「もうどう犬の訓練」を読んでわからないところ・調べてみたいこと・考えてみたいところに線を引き、           発表する
    第二時 「もうどう犬の訓練」を意味段落に分け、要旨を自分で考える。
    第三時 「もうどう犬の訓練」の要旨を話し合う。

第二次 特集番組のシナリオ作り(7時間)
    第一時 盲導犬の訓練のビデオを見て、盲導犬の訓練の実際をイメージする。
    第二時 自分の一番調べたいこととその理由を発表し、その中身にあった教材の意味段落の内容にそってグ          ループ分けをする。
    第三時 いろいろな表現形態を知り、自分たちのテーマを伝えるためにどの表現形態が適しているかを考えて         、各グループの表現形態を決定する。
          (盲導犬の特集番組を作ると言うこと、そして、一年生に見せるということを意識付け、その枠内で発           表方法を考えさせる。例えば・・・インタビュー形式・写真の解説形式・ペープサート形式・パネルデ           ィスカッション形式etc・・・)
    第四時 グループごとにそれぞれの発表形態での構成を考え、役割分担をする。
    第五時 自分の伝えたいことをまとめて、調べたいことにあった資料を見つける。
    第六時 資料を使い、表現形態にあわせて分かりやすい説明を工夫して発表原稿を書く。  ・・・・・・・・本時
 
第三次 特集番組を作る。(6時間)
    第一時 グループ内で練習をする。
    第二時 クラスでリハーサルをする。
          ・グループごとに発表をし(リハーサル)、相互評価をする。
    第三時 相互評価を基にグループごとに再考し、練習する。
    第四時 ビデオ撮りをする。
    第五時 ビデオ撮りをする。   
    第六時 一年生への上映会をする。

9.本時の目標・・・発表原稿作りを通して、自分の一番伝えたいことを表現形態にあわせてわかりやすく書き、発表             することができる。

10.本時の展開
働  き  か  け 児童の活動及び予想される反応 学習形態 教師の支援・評価
@課題提示
本文を読んだり資料を使ったりして、自分の言葉で、一番伝えたいことをセリ
フに書いてみましょう。


・まず、自分のグループが調べている本文の段落を読みましょう。
・セリフを作るときにどんなことに気をつ
けたらいいでしょう。







・一年生が分かるような言葉を使う。
・いいたいことをはじめにいって説明する。
全体 ・本文を読むというこで、自分の
書きたい中身を再認識させる。



・授業のはじめなので、積極的に
発言をしようとする姿勢を評価す
る。
Aセリフ作り
・わからない言葉があったりどう書いた
らいいのかわからないときは、質問コーナに行きましょう。
・用意した資料をもとに自分の言葉でまとめていく。 個別 ・資料は、順次見られるようにし
ておく。
・分からない言葉の質問を受け付
ける。
・まとめ方の質問への援助をする。
・全体を見渡し、机間指導で、つま
ずいている子の相談にのったり、
質問コーナーへ行くことを促したり
する。
・説明文の苦手な子への手だてとして
@本文にもどって、その本文をわかりやすく話させて、それを書かせる。
A話せない子には、教師が質問をし
ながら書かせていく。
B写真を提示して、子どもにイメージ
を持たせ、説明を書かせる。
Bグループ内での発表
・できたものをグループで読んで、良い
ところ、わかりにくいところ、こうしたら
もっと良いと思われるところを話し合いましょう。
・グループ内で実際に発表してみて、相互評価する。 グル
ープ  
・ゆっくり言葉を押さえながら話すなどの話し方のヒントを、与える。

・ポイントになるグループに入って評価したり援助 したりする。
・出来たところまでで良いことを確認し発表に自信を持たせる。
C発表
(  )のグループに発表してもらいます。

・発表を聞いて、良かったところ、もっと工夫したら良いところを発表しましょう。
・出来るだけたくさんの意見を出し合う。 全体 ・評価して、次時につなげる。
D次時の予告
次の時間は、グループで今日話し合ったことを基に練習をしましょう。
全体 ・今日の授業での、児童のがんばりを、から評価する


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