1998年 2月 25日

1年社会科情報教育研究授業

  「食べ物データベースをつくろう」
〜食べ物から世界のことを知ろう!・考えよう!〜

☆ 対 象 = 1年6組

☆ 授業者 = 高橋正人

☆単元のねらい
@これまでの流れ
 1年生の社会科では、夏休みの課題に「新聞の切り抜き」を取り組んだ。その課題は、日本や世界
の出来事から、自分が興味や関心を引く事柄をピックアップし、感想や意見を添えるというものであ
った。ただし、まだ中学1年でもあり、不十分なものが大半であったが、中には環境問題や食料、国
際紛争や内戦などについて切り抜き、短いながらも自分の考えを書き込む生徒もいた。
 2学期には、ヒューマンタイムにおいて「地球市民をめざして」取り組まれた。地域に生活しておら
れる外国出身の方を迎え、交流し、お互いが理解し合いながら地域で共に生活していこうという目
標だった。また、冬休みの課題はいくつかのテーマの中から「調べ学習」を設定した。テーマについて
は、大きな視点から「環境」「人口」「国際協力」「ボランティア」などとした。このような積み重ねの
中から確実に自分と世界とのつながりを考えはじめている生徒が増えてきている。
 そして、この1月にはこねっと・セミナーで「ユニセフ親善大使」黒柳徹子さんとフェニックス(TV会
議)で直接、交流することが出来た。交流後の生徒の感想は、黒柳さんが強調しておられた「まず、
知ること」そして「自分が少し出来ること、それをずっと続けること」が心の深く残った。
Aこの単元では、地理学習のまとめの分野として、日本と世界の関係を知る学習。その学習を進め
る題材として「食べ物」をとりあげた。
 今回は、生徒たちにとっては身近な食材であり、特に輸入量の多い「マグロ」「エビ」。それに、日
本と関係の深い東南アジアについても考えてほしかったので「バナナ」の3つを調べる対象とした。
B班で協同して調べ作業を進める。仕上げた作品は「食べ物データーベース」として保存し、更新す
る。(食べ物の種類も増やす)
 将来的には、食べ物からその国へ、そしてその国に住んでいる人たちの生活へ、あるいはインタ
ーネット等を利用した交流へと、発展させていきたいと考えている。
C生徒たちと確認した目標
1)他の人に出来る限りわかりやすくまとめる。また、意見・考えについても同じ。
2)データーベース(調べた内容を蓄積し、誰でも利用できたり、内容を広げたり深めたりできるもの)
をつくる。→三中のホームページや、いろんな授業に使えるようにする。
3)三中の班を利用して、班員がそれぞれのページを作り、お互いに評価し合いながら、1つの班の
作品に仕上げる。出来る限り班会議や班長会議などで話し合って、協力しながら作成する。

☆ 留意点・その他
@インターネットを利用したり、また、インターネットに公開するということを確認しながらすすめる。
三中が、日本や世界の情報網とつながっていることを実感するように→発信することの動機づけ
(少しだけ外国サイトにつなげたり、tracertコマンドなど利用)
Aクラスは7班。調べるのは「マグロ」「エビ」「バナナ」の3つだから、バランスよく分担する。
B基本的なかたちは、班での活動。全員が1ページ担当し、班の人数分のページ数で1つの作品を
作ること。班長は班員の作業の進度などを常に把握すること。また、話し合いを持ってよりわかりや
すい作品をめざす。
C希望する班や生徒がいれば、できる限り昼休み・放課後コンピュータを使わせる。

☆ 指導計画

1時間目:おすしから世界を考える。=日本的な食物が外国産の魚で。
2時間目:「マグロ」のビデオ=マグロはどこから?
3時間目:インターネットで見てみよう。
マグロ・エビ・バナナ・・・たくさんのサイトがあって、いろんな事を調べている人たちがたくさんいる。
4時間目:調べ学習@=図書室
5時間目:調べ学習A
6時間目:打ち込み作業1
7時間目:打ち込み作業2
8時間目:打ち込み作業3
9時間目:発表とまとめ1(自分と世界とのつながりを考える)←本時
10時間目:まとめ2(みんなの意見感想を中心に)

 本時の目標(9時間目)
1.「マグロ」「エビ」「バナナ」の3つの食材について各班で発表する。
2.他の班発表を見ての評価
3.世界と自分とのかかわりを身近なところから考える。

☆ 学習指導案
生徒の学習活動 教師の活動・支援 指導上の留意点
導入

7分
プロジェクターからの画面
をみる。
@食べ物データーベース の
目標を再度、生徒に示す。
      ↓
 htmlでのプレゼンテーション
A各班の調べた対象の確認
1班→エビ、2班・・
      ↓
     htmlで
コンピュータの電源は
まだ入れない。

※教師のプレゼンテー
ションも生徒に参考にな
るように心がける。
展開1

発表各班
2分程度
14分

説明
5分

各評価
7分
発表する班は前へ

発表開始。

発表以外の班はワークシ
ートの各項目に記入。

発表終了。班長
各班の発表のはじまりを指示
する。

各班にワークシートを配る。
ワークシートの説明をする。

発表がスムーズにいくように
配慮する。

班長、ワークシートを集め教
師に提出。

プロジェクターにワークシート
を投影し各班の評価を交流す
る。
班の発表の順番や発表
の手順を打ち合わせてお
く。








※教師のプレゼンテーシ
ョンも生徒に参考になる
ように心がける。
展開2

10分
プロジェクターを見る。 自分と世界との関係
・食べ物データーベース
・これまでのみんなの取り組

     ↓
    htmlで
ビデオで黒柳さん
※教師のプレゼンテーシ
ョンも生徒に参考になる
ように心がける。

場所を移動しながら。
まとめ

7分
感想・意見をそれぞれ簡
単に打ち込む。名前で保
存する。
この取り組みで知ったことや
少しでもいいから自分でやれ
ることを考えよう。
最後の評価。