生徒の感想

丸木美術館の方々へ

                                         3年2組 クラス新聞  
<はじめに>
 私たちは、大阪府松原市にある「松原第三中学校」の3年2組の生徒、及びその担任です。
 6月18日からナガサキへ修学旅行に行くに当たり、その事前学習として1ヶ月半ほど戦争・原爆・
沖縄戦などについて学習してきました。その一つとして、先の6月9日に長崎と丸木美術館のホーム
ページを用いて学習させていただきました。
 その学習活動の最後に、子どもたちの中に感想をぜひ送りたいという子どもたちがあらわれ、それ
ならばと、「ホームページ制作者」「被爆された方々」そして「丸木美術館」に当ててメールを送らせて
もらうことにしました。
 わずか1時間の間にクラス36名が17台のパソコンに向かい、メールの文章を打つという突貫作業
でしたので、中味は不充分ですが、とにかく修学旅行までに送ろうということになり送信させていただ
きました。
 よろしければ、ご一読下さい。

<丸木 俊さんへ>
私は、「原爆の図」が好きです。絵は言葉より怖いものです。絵は「言葉」を発しない分、人の心に深
く焼きつく。丸木さん、貴方はあの日からずっと原爆、核の脅威を人々に「絵」で訴えてきました。これ
は私の「願い」です。俊さんは一人ではない。「強く」生きて下さい。

<丸木美術館へ>
・色の薄さやこいさで絵の表情がつたわってきました。・丸木夫妻の作品は、テレビなどで、拝見させ
てもらっています。初めて描いた作品『幽霊』は、今まで思ってた戦争というものを、この作品を見て、
考えかたが私は変わりました。丸木夫妻の作品を、たくさん見ているなかで、丸木夫妻の思いや、願
いが私には少しずつわかってきた感じがしました。
・原爆の悲惨さがわかりました。
・丸木夫妻のことは美術の時間に、絵を見たり、お二人の絵を制作する様子などをビデオで見たりし
ました。『原爆の図』を書かれたときのビデオの言葉で、やられた側は美しく描きたいというようなこと
を言っておられて、その時、私は絵を描くというのは、そういうことなんだなぁと思いました。ただ、見
て描くだけなら誰でもできるけど、こんなふうに、願いや想いをこめて描くということは、すごく難しいし
、ハンパな気持ちでは描けないと思いました。これからも、たくさんの人が、丸木夫妻の絵を見ていろ
んなことを想い考えていくと思うし、そうであるように願います。
・丸木さん、絵がいっぱいあってすごいなと思った。・原爆の威力、地獄の世界の様子がぞくっとする
ほど伝わってきました。でも、実際は、もっとすごかったんだろうなと思うとまたぞくっとするし、ショッ
クな気持ちになります。丸木さんの絵のことを美術で習いましたが、勉強していくうちに実際の大きさの
絵を見てもっとたくさんのことを感じとってみたくなりました。この絵を知って、戦争に対しての関心が
もてるようになりました。

<さいごに>
 以上、わがクラスの生徒たちの思いです。最初にも書きましたが、子どもたちには十分な時間を与
えることができず、不十分なものも多々あるかと思います。しかし、修学旅行に向けて、子どもたちの
意識が高まりつつあるのも確かです。担任としては、修学旅行を終えてからのこの子たちがどのよう
に変わるのか、どんな生き方をしていくのかが1番の関心事です。 これからも、共に「戦争・原爆を
伝え、平和の創造者」としてわが校もがんばっていきたいと思います。また、お世話になることもある
かと思いますが、よろしくお願いします。

                                 松原第三中学校  三年二組担任 諸角