三中校区
子どもと歩み・を守るネットワーク 


三中校区から"被害者も加害者もださない!ステッカー活動を
 昨年(97年度)三校(布忍小学校・中央小学校・第三中)PTA合同成人教育研修で、CAP(子
どもが暴力から自分を守るための教育プログラム)の大人向けワークショップが開催されました。   神戸須磨の事件以後、子どもへの暴力・虐待・いじめは益々相次ぎ、子ども・保護者の不安は募る一方でした。子どもが狙われ被害者になる事件が多発するなか、大人はどう子どもに向き合い、何を話しかければいいのか悩むばかりでした。そんなときCAPの新しい教育プログラムを体験することになりました。
 人は誰でも、生きていくのに絶対必要な「安心し、自信を持ち、自由に生きる」権利を持っていることを学び、もし「友達にいじめられる」「見知らぬ人に誘拐される」「知り合いの大人にキスをされる」という寸劇を演じながら、三つの権利をもとにしてどう対応したらいいかを考えていきました。もし権利が奪われたらどんなことができるかな?NO「いや」って言っていいんだよ。GO「逃げる」こともできるよ。TEL誰かに「話して」助けてもらおう。子どもは無力ではなく自分の中に暴力をはねのけ自分を守る力があることに気づいていく、新しい教育プログラムでした。
 子どもの力を引き(エンパワー)、権利の主体として見る子供観に、新鮮な感動を覚えることになりました。ぜひ、すべての子ども達に体験してもらい自分の力に自信を持ってもらいたいと強く感じました。
 そこで今年度は、保護者・PTAとして何ができるかを議論し、三中校区から"被害者も加害者もださない!"ことを目標に「三中校区子どもと歩み・守るネットワーク」を立ち上げました。  まずは、手作りのステッカーで三中校区を張り巡らし一大啓発活動を進めることになりました。一学期に三校の子ども達からステッカーの標語を募集し、二学期にはPTAの役員を中心に、慣れない手つきで900枚の手作りステッカーを作成してきました。昨年末から三中校区内に万遍なくステッカーが掲示できるように、各家庭に協力をお願いしてきたところです。ようやく地域のいたるところで黄色いステッカーが目につくようになり始めています。ある保護者からは「黄色いステッカーを見ると気持ちがホッとしますよ。」、またステッカーを見られ質問されたお祖母さんに、この活動の趣旨を説明したところとても喜んでおられた等、いろいろな波紋が出てきています。小さなステッカーですが目には見えない人と人の確かな「つながり」が広がりつつあることに、とてもうれしく感じます。21世紀に羽ばたく子どもたちが、地域に守られ誇りを持って巣立っていくことに、わたした ち大人が問われているのでしょう。 いま、小さな一歩が始まったところです。