平成28年度 教育方針

松原市立河合小学校

 

学校経営の重点

子どもたちへの支援をつなぎ、おとなも育つ学校づく

(1)教職員の育成と教職員集団づくり

   ・自己責任と連携を大切にした教職員集団づくり

    ―ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために―

(2)学力向上と集団づくり

   ・友だちの良さや気持ちを認め、思いやれる子の育成と、集団づくり

   ・インクルーシブな環境作りと授業研究

   ・自尊感情とコミニュケーション力の育成

 

 基本理念

河合小学校の子どもたちのよいところは、素直でまっすぐなところである。一方で、自信を失いやすく、自分の思いや考えを表現することが苦手な子どもたちも多い。人とのつながりを心から求めているのだが、それを反対の形で表出したりしてしまう児童もいる。

一人ひとりの子どもたちに、自尊感情を育み、自分の思いや考えを言葉で伝えられる力をつけることが、喫緊の課題である。

 

平成27年度学校評議員会議から提言をいただいたように、子どもたちの現実をしっかりと受け止めるところから、実践が生まれ、方針が生まれると考える。

 

そのためには、全教職員が子どもの情報を共有し、一人ひとりの子どものよさを見出し、そのよさを伸ばすために毅然と指導するということを、あらゆる場面を通じて実現するように、全校で取り組む。

 

経験の浅い教職員も、経験豊富な教職員も、すべての教職員が、自己の持ち場で全力を尽くすことが大切である。一人ひとりが、プロの教職員としての責任を自覚し、子どもとしっかり向き合いながら、研鑽を積む姿勢がなければならない。

 

しかし、それは、一人で課題を抱え込むということではない。一方で、素直に悩んでいること、困っていることを話し、助けを求める姿勢が、課題解決のためには不可欠である。また、同僚が困っているときには、すすんで支えになる精神も全教職員が持つようにしなければならない。それが牽いては、働きやすくあたたかい職場につながり、子どもたちをあたたかく見つめる学校へとつながる。

 

それを実現するためには、日頃から、学年などの持ち場を超えて、すべての教職員が、河合小学校の一員として、和やかで明るい教職員のつながりを達成できるように尽力しなければならない。

 

そして、教職員の育成と教職員の集団づくりはもとより、地域や保護者と連携し、子どもを見守る大人のつながりを大切にして学校経営を進める。

 

 

平成27年度学校評議員会議提言

 

 

○いじめはあってはならないことであり、校内のいじめ防止基本方針に基づき、引き続き取組みをしてほしい。また、いじめ防止のために、子どもの人権を大切にした教育が重要。教職員の視点、意識の向上を。

○思考力を育む授業づくりが必要。

・興味を持てる授業、発展を考える授業。

・体験を大切に。

・多角的な見方の育成。

学校と家庭との連携

・保護者との懇談の時間を大切にし、保護者の考え・思いを聴きとることを丁寧に行なう。

・子どもの成長を、保護者と学校・担任で共有していくこと。

すべての教育活動は子どもの現実を中心に考える。生活、遊び、学習、人間関係などに関わる子ども理解を深めること、教職員、保護者、地域住民で常日頃から意見交換をすること、学校教育自己診断の活用をはかることなどが重要である。

 

 

めざす子ども像

 

◎自ら 学びに向かう子  

◎仲間と ささえあう子  

◎地域を 愛する子  

 

 

 

平成28年度めざす教師像

 

 

子どもに寄り添える教師 

 児童の状況をありのまま受け止め、決してあきらめず、児童の気持ちを受け止めながら、指導し続けることができる教師。

 子どもの実態、子どもの思いを、自分本位でなく、子どもの側に立って深く理解できる教師。子どもの気持ちに寄り添って、一緒に泣いたり笑ったりできる教師。相手の立場にたつ、弱者の立場にたつことができ、信頼されたよりにされる教師。子どもの「よさ」を信じきることができる教師。生活背景など、様々な状況を踏まえて個々の子どもを理解しようとする教師。

 

1 授業力のある教師

わかりやすく楽しい授業、一人ひとりの課題を踏まえ、学力を伸ばす授業づくりができる教師。そのために、授業研究など、自分を磨き続けられる教師。また、学習規律を明確にし、授業のなかでの集団づくりができる教師。

 

2 メリハリのある指導ができる教師

ほめる、叱るなどメリハリをもった指導ができる教師。間違ったことには、毅然と叱る。感情に任せて怒るのではなく、その子の立場に立ち心に迫ることができる教師。子どもへの深い愛情を持ち、厳しく指導できる教師。

 

3 「よさ」に依拠し、人と人をつなぐことのできる教師

 人をほめることができる教師。

子どもと子どもをつなぐ実践、集団づくりの実践ができる教師。個々の子どもの状況をしっかりと把握し、粘り強く子どもどうしの関係を構築しようとし続ける教師。

 また、自分も教職員どうしや保護者、地域とつながることのできる教師。他者を排除したり、否定したりするのではなく、よいところを見出し、つながる力のある教師。

 

4 よく話し、よく笑い、よく動く教師

教職員間や保護者、地域との連携を大切にできる教師。フットワークが軽く、自分の気持ちを伝えられる、意識的に子どもに自分を開くことのできる教師。ユーモアがあり、明るくて子どもと一緒に楽しむ心を持った教師。普段、子どもに笑顔で接することができる教師。

 

5 すべての子どもの未来を切り拓く教師

 子どもの未来を見据えて、今の指導ができる教師。

 また未来を切り拓くために、様々な情報を集め、キャリア教育の観点をもって指導することができる教師。

重点目標 

 

1.集団づくり―友だちの良さや気持ちを認め、思いやれる子の育成と集団づくり

  ○「よさ」の見えにくい子、支援の必要な子、困難な状況におかれている子の「困り感」を理解し応援しようとする子の育成。

  ○仲間の「よさ」とともに「困り感」を理解し、応援し繋がろうとする集団作りを進める。

  ○まずは教職員が、あらゆる側面から子どもを把握し、よいところを適切に褒める機会を大切にすること、困った行動の背景や思いに気づき、子ども達と共に共有していくことを大切すること。

 

2.学力向上―全員参加の授業づくりと、自分の考えを持ち発表できる力の育成

○ユニバーサルな授業環境づくりに取り組む。

○すべての子どもが参加できる授業づくりを目指す。

○興味を持てる授業についての工夫。

○「わかった」「できた」と個々の子どもが感じられる場面をつくる。

○発達に応じて、授業の中で自分の考えを持つ場面を大切にする。

○友だちとの繋がりの中で、発表できる力へと育成していく。

○子どもたちの学力実態、困り感を把握することを大切にする。

   

3.教職員の育成と集団づくり

 1.全教職員が、それぞれの立場で、学校運営の参画者であるという自覚を持つ。

2.価値判断の基準に、児童の現状を踏まえて判断することを徹底する。

3.課題が生じた折には、迅速に全教職員で共有し、学校全体の問題であり、全員の「学びの場」として捉える。

 4.教職員が、悩みを一人で抱え込まないようにサポート体制を充実する。

 5.校外研修や研究会へ参加した折は必ず校内で報告し、学びの共有化を図る。

 6.校内でお互いに授業を参観する機会を充実する。

 7.次世代教員の育成を大切にする。また、「なんでも聞こう会」を、さまざまなテーマで開催し、経験ある教職員の経験を、河合小の宝として継承していく。

 

4.学校力の向上

@ 地域とともに育つ学校に

 昨年度に引き続き、スクールミーティングの場やホームページなど、様々な場を通じて、情報の積極的な発信をする。また、保護者や地域のニーズを把握し、地域の力を学校づくりに生かし、学校運営改善に取り組む。

 今年度も、子どもの安心・安全のために、防災教育や集団下校などを通じて、更なる保護者・地域との連携・協働を図る。

 

A 支援をつなぐ組織づくり

 個々の児童の実態を踏まえた、適切な支援の在り方を探るとともに、すべての教職員が支援を共有する取組みを進める。「困った子ではなく困っている子、困った親ではなく困っている親である」を前提に。

 また、関係機関と連携したり、外部からの講師を活用し、教職員が支援について学ぶ場を充実させるとともに、保護者も共に学ぶことができるよう、工夫する。インクルーシブな視点で、学校体制や授業を見直し、改善を図る。

 

B 学校評議員会議と学校教育自己診断の活用

 学校評議員会議は、河合小学校の応援団であり、子どもたちのよりよい教育のために、貴重な意見を提示してくれる法的にも位置づけられた組織である。併せて、学校教育自己診断は、学校教育に対する児童や保護者の意見やニーズを掴むことのできるツールである。

 今年度も、提言や診断結果を踏まえて、よりよい河合小にするため、連携して取り組む。

 

C 「全ての教職員が学校の顔である」との気持ちで、保護者、地域の人との関係、繋がりを大切にする。